セルフケア京都☆森田英実です。
「セルフケア京都ストーリー」~セルフケア京都ができるまでの11話~今日は9日目です。
残すところあと2話となりました。
医療気功の真髄
京都に2年半住んだ後、主人の仕事の都合で、オーストラリアに戻りました。
気功を教えることと勉強は続けました。
オーストラリアでは、中国人の先生から気功と太極拳、オーストラリア人の先生から医療気功を学びました。
オーストラリアから中国・北戴河に、医療気功を学びに行きました。
この医療気功医院で、医療気功が神秘的なものでも、魔法でもないことを再確認ました。
日本での気功のとらえ方とは違っていました。
殆どの人は、気功と聞くと魔法のようなもの、カルトや宗教的なものを連想されます。
映画やインターネットで配信されるビデオのせいだと思います。
北戴河で医療気功を教える先生は全員が、伝統中医学に精通していました。
気功は伝統中医学の一部であり、このセンターでの気功レッスンは、中国の国民健康保険でカバーされます。
日本でも何時かそんな風に、健康保険のシステムが見直されるときが来ることが私の夢です。
私は今までも気功を学んでいたおかげで、北戴河ではかなり集中して医療気功を学ぶことができました。
朝3時すぎに起きて瞑想、太極拳、気功、中国伝統医学の講義、自主トレーニング、宿題をして、また瞑想してから寝るという日々でした。
土日はお休みでしたが、1週間の復習をするだけで週末は終わりでした。
中国では、学ぶことだけに集中して過ごす日日でした。
どの先生も毎日毎日繰り返して教えてくれることは同じでした。
「リラックス」
ということ。
これが医療気功の真髄なのだと思います。
北戴河の中国人の先生達の、しっかりと地に足がついた実践的哲学に心から納得できました。
早朝から夜まで、センターの様々な場所に陣取って気功や太極拳にそれぞれのスタイルでいそしむ中国人の人びとの姿を見て、現在も気功が人びとの生活の中に存在し続けていることを確認しました。
迷信や恐怖などと一切関係ないことに、開放感を感じました。
そして、今まで学んだどの気功法よりも、このセンターで伝え続けられている「内養功」の動きほど感動したものはありませんでした。
北戴河の松林で初めて見た、内養功の総師である劉亜非(りゅうあひ)先生の動きは、滞りやりきみが一切ない優雅で滑らかな動きと、そこに秘められた力強さが共存するみごとな格調がありました。
見ているだけで心癒される「気」の存在を全身で感じました。
ますます気功の魅力とその果てしないパワーを確信した体験でした。
ここでトレーニングの最後に試験を受け、医療気功・内養功の普及員資格を取得することが出来ました。
明日につづく・・・
もっと元気に、もっと楽に、もっとあなたらしく。
「セルフケア京都」はあなた本来の輝きや美しさとつながり、高めるお手伝いをします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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